英語の勉強は計画通り進まない

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すべての物事は、計画通りに進まないのが当たり前です

どんな計画でも、その計画通りに進む事はほとんどありません。これは、個人の計画だけではなく、大きな公共事業などににおいても同じです。

例えば、2020年に開催される東京オリンピックにおいても、当初に見積もれた予算より3倍近い予算がかかりそうです。専門家が計画した事業においてもこういうことが必ずと言っていいほど起こります。

したがって、「個人が計画したことがその通りに進む事がほとんど無い」というのは当たり前のことです。

なぜそういうことが起こるかと言うと、計画自体に無理があったり、希望的な観測のもとに計画を立てているからです。

人は物事を先延ばしする傾向がある

「procrastination (ぐずぐずすること、引き伸ばすこと)」という言葉をご存知でしょうか。

これは、人はおしなべて「できることを可能な限り、後伸ばしにする」と言う性癖を持っているということを端的に表している言葉です。

この性癖は、日本人に限りません。イギリスやアメリカでも、最近とくに重要視されてきている問題です。

たいていの人は、今日やれることを、「まだ日にちに余裕があるから明日にしよう」と引き伸ばしてしまいます。

人間は、ロボットではないのでこういう気持ちが起こるのは当然のことです。がんらい人間は、のんびりしたいと言う気持ちが強く、怠け者にできているのです。

TED Talks procrastinatinTED Talks 先延ばし魔の頭の中はどうなっているか
ティム・アーバンが、ほとんどの人に見られるこの「先延ばし傾向」について語っています。

The Elon Musk Blog Series: Wait But Why (English Edition)

本書では、この「先延ばし傾向」についてさらに詳しく、しかも興味深く説明されています。

説明文(英文)を表示する
In 2015, Elon Musk reached out to blogger Tim Urban and asked him if he’d take a crack at explaining Elon’s endeavors, and the industries surrounding them, to the world.
Tim accepted, and after extensive meetings with Elon and his staff, he wrote four blog posts that Vox’s David Roberts called “the meatiest, most fascinating, most satisfying posts I’ve read in ages.”
Here is the whole series, in one ebook.

人は自分の能力を過信したい

たいていの人は、自分の能力を過信する、あるいは過信したいという傾向があります。

大学を受験した人は経験があると思いますが、高校3年生になったときの第一志望の大学に入学できる人はほとんどいません。

これは、自分の能力を過信している、あるいは、内心ではできないと思っていてもできると言う夢を持ち続けたいという感情から、「実現できそうもないことを計画してしまう」ということからきています。

社会人で、日常的に英語を使う仕事をしている人は英語を勉強することにそれほど強いストレスを感じる事はないでしょう。

英語の勉強が仕事のストレスの延長上にあるのですから、このストレスに耐えることができると思います。

しかし、日常的に英語を使う必要がない人が英語を勉強しようとすると、仕事のストレス以外に英語の勉強というストレスがかかるわけです。

日常的に英語を使う必要がない人が英語勉強の計画を立てる場合には、この仕事以外のストレスに十分に耐えられるだけの余裕を持った計画を立案しなければなりません。

3ヶ月でTOEICのテストで100点アップする、1年間で英検の準一級を取るなどのような計画を立てる人が多いようですが、計画をたて、目標を設定する際には、まず「自分に正直に、そういったことができるかどうか自問する」ことが肝要です。

興味がある分野を勉強する

日頃英語を使う必要がない人は、TOEICや英検など気にしないで、「自分が興味をもっている分野」を勉強するのもおすすめです。

私事ですが、私の仕事は予備校で大学受験生に数学・物理・化学を教えることですから、日常的に英語は必要ありません。
私が興味を持っているのは、非核化問題、地球温暖化、保護貿易の再燃などといった「政治・経済・社会現象・科学など」ですから、CNNやBBC、ABCなどのニュース関連のPodcastを聴いて理解できればよいと考えています。

目標を達成しようと意気込まない

目標を達成しようと意気込んで、今やっているレベルの学習が完全にできていないのに次のステップに進んでしまうことがよくあります。

「Walk don’t run. Slow and steady wins the race.」 とことわざにもあるように、慌てず、焦らずに一歩一歩着実に進んでいくことが肝要です。

一つ一つの段階を十分に理解せずに次々と次の段階に進んでしまうと、必ず挫折してしまいます。

前述したように、目標を完全に達成できる人はほとんどいません。途中で目標が達成できないと感じた場合は、目標となるハードルを下げることを考えましょう。

学習において焦りは禁物です。ゆとりを持って楽しく勉強を続けるには、目標に固執しないことが大事です。

英語が根っから好きな人は別として、欧米人とコミニュケーションする必要がない人は、慌てず騒がず自分のペースで勉強しましょう。

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